鍛冶職人が作った小刀
江戸鍛冶職人二代目左久作(池上喬庸)作の切出し小刀です。(上部6枚)
二代目はすでに亡くなられており、現在は三代目が跡をついでいます。
写真の切出しも偶然の出会いがあり、入手しました。
年代は少し経ていますが、未使用の新品です。
入手してからこの方が有名な江戸鍛冶職人であることを知りました。
出来がよさそうなので何本がほしいと思い探してみましたが、
すでにどこの刃物屋さんにも在庫はありませんでした。
三代目に確認していただいたところ、製作は二代目で研ぎは三代目が行ったとのこと。
そして地金は三原鉄だそうです。
刃 長:51mm
全体長:188mm
最大幅:23mm
最小幅:20mm
肉 厚:3.8~4mm
重 量:102g
もうあきらめていた時にもう1本との出会いがありました。
それが下の写真のものです。
通常の切出しとは少し形状が違っています。
正確な名称は「ちりだまり小刀」とのことでした。
刀のハバキにホコリやゴミがたまった時に、これで掻き出すそうです。
刃の先端の部分が少し丸くなっています。
めずらしいので手元においてあります。
これも年代を経ていますが未使用の新品です。
これも二代目が製作し、三代目が研いだものと言われました。
地金は出雲鉄だそうです。
刃物屋さんが言うには、この方の作品はすでに貴重で価値があるとのことでした。
刃 長 42mm
全体長:176mm 最大幅:23mm
肉 厚:4~5mm
重 量:120g
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