松江城にあった鉄扇
出雲といえば神話の世界と出雲そば。
渋谷から20時発のJR高速バスに乗り、翌6時20分松江駅で下車。
車で迎えにきていただいて横田まで。
この横田は刀匠が刀を作る時に使う玉鋼を製造しているところで、国内では玉鋼はこの地でしか
生産されていない場所です。
現地に1泊し、まる2日間滞在。
4日の午後に松江城まで送っていただいて見学。
現地でお会いする方々みなさんが神話をよく知っていて、随分と感心させられました。
この松江には最近手慣らし鉄扇を買っていだだいた方がいて、「松江に来た時には市内をご案内します」と言われていたので、早速連絡してみました。
連絡がつき、松江城で待ち合わせすることになりましたが、お互いに今までまだ一度も会ったことがなく、少々不安もありましたが、無事に対面できました。
八重垣神社ほか市内を案内していただいて、有意義な時間を過ごすことができました。
鉄扇というものが存在しなかったなら、一生会うことはなかったいう二人でしたが、今回も「一期一会」という出会いがあったことに不思議な喜びを感じたものでした。
この松江城は、関ヶ原の戦いで功績をあげた堀尾吉晴が遠州浜松から出雲・隠岐24万石の大名として入り1611年に完成させた城です。
その後、京極忠高が城主となりましたが、病死したため、徳川家康の孫にあたる松平直政が信濃松本より入り、後、10代の居城となります。
松平氏の中でも7代藩主治郷(はるさと)は政治手腕だけでなく、茶の道にも通じ、不昧(ふまい)と号して茶道石 州流不昧派の元祖となり、不昧公の名で現在でも松江の人々に親しまれています。
その松江城の中に鉄扇が展示されていました。
当然ながらケースの中に入っていますので、見るだけでしたが、当時の歴史が感じられて、往時の鉄扇携帯の風景も目に浮かんでくるようでした。