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護身用としての鉄扇・鉄扇術

護身とは相手を打ち負かすことが目的ではありません。
あくまでも自分や他人の生命・身体をまもることです。
常時に刀を持たなくなる明治時代までは鉄扇は武器であり、護身具でもありました。
ある日突然、暴漢に襲われた時、加えて相手が刃物を持っていたとしたらどうしましょう。まして相手は正常な思考能力がありません。なんの説得もききません。ただ凶暴に襲い掛かってきます。弱い子供や女性、そしてお年寄りが真っ先に最初にターゲットにされます。まして、襲ってきた犯人の精神状態が異常であれば法律をもってしても裁くことができないのです。つまり、まったくのやられ損になってしまいます。
ではどうしたらいいのでしょうか。第一はとにかく逃げることです。でも、逃げ切れなかったら。

抵抗します。でも、よほどの武道の達人でも素手で相手に立ち向かうのはむずかしいでしょう。

 

最近のテレビや新聞には毎日のように「どこかで刺された」というニュース、記事が報道されています。何も接点のないところで被害に合ってしまう世の中になってしまいました。

護身用としての鉄扇術を店主が通っている合気道小田急相模原教室で剣や杖とともに教えています。よほどの達人であれば素手で対応できるのでしょうが、少し稽古したくらいではやられてしまいます。

合気道の動きを基本として、どのような場合にも対処できるように常に準備しておくことが自分の身を守る近道になると

合気道には武器で攻撃してきた相手に対して対処する5教という技があります。合気道の神髄に到達した達人思います。
今後は各方面のいろいろな武道の先生方にもさらに護身用としての鉄扇術の動きを伝授していただいて少しでも身の安全が保たれるようになればと思います。

本来鉄扇は親骨が金属で出来ていますが、どうしても金属に抵抗があるといわれる方が多々いらっしゃいます。

それらの方は、どうも鉄扇を持っていると武器と間違われてしまうのではないかと考えてしまっているようです。

実際はそのようなことはないのですが、鉄扇の代わりになるものとして新しく「木扇」というものを作りました

幕末から明治を生き抜いた有名な剣豪「榊原鍵吉」の考案した「頑固扇」というものを参考にしたものです・

本物の「頑固扇」は見たことがないので、木の形状なども考慮に入れ、こんなものだろうと考えて作ってみました。

当ホームページの「手慣らし木扇」の欄をご覧ください。

この木扇は鉄扇のように仰ぐことは出来ませんが、いざという時には役に立つように硬さ、重さ、形状にこだわり、作ってあります。

材質もいろいろなものを用意していますので、ご利用ください。

心強い友となることをお約束します。

 

 
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