名古屋の扇子職人によるこだわりの鉄扇(てっせん)・扇子

叉鬼山刀(マタギ ナガサ)が来た

投稿日:2012.11.29

叉鬼山刀と書いて「マタギナガサ」と読むとの事。薄学の私はこんにちまで知りませんでた。今月の初めに、あまりのなつかしさに「肥後の守」を購入してしまったのですが、今回もなにげなくグーグルの検索をしていたらナイフショップで4.5寸のナガサを値引きして売っているのを見つけました。もちろん新品と書いてあります。確か、定価は20,790円のはずですが、15,980円との表示です(税込価格)。定価の0.77掛けです。在庫は1個のみ。ナガサには少なからず興味を持っていました。私の住んでいる近くには丹沢連峰、そして江戸時代には神の山と言われ、おおぜいの詣で客でにぎわっていた大山があります。この周辺には今でも「熊に注意」の立て看板が多数あります。熊だけではなく、シカやサル、その他の動物が生息しており、時々、はちあわせします。そういうこともあり、ナガサには興味がありました。

販売しているところはみんな定価で売っていたので、思わず買い注文を入れてしまいました。

という訳でナガサが来ました。買うとしたら一番長い9.5寸を考えていたのですが、結局一番短い4.5寸になりました。これも何かの縁でしょう。

西根さんのナガサについては有名なものですから、みなさんよく知っていると思いますので説明はしません。私が興味を持ったのは、このナガサの材質が戦前までに製造されたヤスキ鋼を使っていると知ったからです。日立金属は今もヤスキハガネを製造しているが、戦前のものと全く別ものだということ。その別物で作られたナガサを一度見てみたいと思ったからです。もっとも、戦前のヤスキハガネと戦後のものを見比べてもわからないでしょうけれども。

ナガサを取り出すと秋田杉のいい香りがただよってきました。刃の部分を見ると、何層にもなった鋼の模様が見えてとてもきれいです。やはり手作りのものは製作者の心がこもっており、作っている時の姿を想像してしばらくの間感慨にふけっていました。


 
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