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陽炎の辻2で鉄扇が登場

投稿日:2013.04.09

CIMG0458 「陽炎の辻2」で鉄扇を使った戦いをしていました。

陽炎の辻はNHKの時代劇ドラマで、パート1からパート3まで作られました。

このパート2は2008年9月から放映されたもので、全12話あり、今回のものは再放送です。内容は省略しますので興味のある方はご自分で調べてください。

第10話に鉄扇が登場します。

山本耕史が扮する坂崎磐音(さかざきいわね)と市瀬秀和が扮する吉村作太郎の戦いでの場面です。

吉村作太郎が鉄扇を使います。

この場面での鉄扇の使い方は、左手に鉄扇。右手に刀が持ち、二刀流の小刀の代わりに鉄扇を持って戦うのと同じようなものです。

CIMG0459

ドラマでの二人の動きはよく洗練されていて、迫力があり、見ごたえ十分でした。NHKもなかなか粋なことをやるものだと感心したしだいです。

しかし、実際にこの鉄扇の使い方をすると、相手の刀に対してよほどうまくさばいていかないと、すぐに手が切れていまいます。

つまり、刀の刃に対して直角に受けないと鉄扇上で刃がすべり、小刀のように刃を止める鍔(つば)がないので手が切れるでしょう。

 

以前、中西派一刀流「修誠館」の中村師範に言われました。「小太刀や鉄扇は相手の第一撃をかわすのが精一杯で、何度も受け流すのは無理です」 と。

本当の鉄扇の使い方をあれこれ調べている身にとっては面白い映像でした。

 

備考:写真の鉄扇は鉄生地の上に黒色で塗装したもの。向かって左が一尺。右が8寸。

 

 

 

 

 
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