名古屋の扇子職人によるこだわりの鉄扇(てっせん)・扇子

タガヤサン木刀

投稿日:2015.04.30

本タガヤサンタガヤサンは唐木(黒檀、紫檀、タガヤサン)の一種でマメ科の広葉樹。

唐木は昔から邪気を払うと言われており、唐木の一種であるタガヤサンもそれゆえに乱伐裁され、絶滅種に指定されています。

黒檀や紫檀に比べて直径が小さく、高さ20m、直径40cmを超えるものは稀です。

木材は硬く、耐久性があります。

この硬いさまが、まるで「鉄の刀のようだ」ということから 「鉄刀木」の漢字が当てられました。

このタガヤサンもワシントン条約により現在は輸入されていません。 紫タガヤサン

アフリカ黒檀、本紫檀とともに一番手に入りにくい材と言えます。

タガヤサンの分類方法もたくさんありますが、扇八郎では、下記の3種類に分類しています。

なお、木目がタガヤサンに似た木はたくさんあり、タガヤサンが高く取引されていますので、それをタガヤサンと称して販売している業者があります。

素人目には判断がつきにくいので注意が必要です。

なお、タガヤサンの説明はWIKIPEDIAのタガヤサンの項目も参照してください。   

アフリカタガヤサン

扇八郎ではタガヤサンを3種類に分類しています。(写真のものは無着色・無塗装)

① 本タガヤサン(右写真一番上) 琥珀色した希少種。

② 紫タガヤサン(右写真二番目 紫色した希少種。右本タガヤサン 中紫タガヤサン 左アフリカタガヤサン

③ アフリカタガヤサン(ウエンジ)(右写真三番目)

チョコレート色した大きな木目。

上から4番目の写真(3種類のタガヤサンが映っているもの)は、右から「本タガヤサン」「紫タガヤサン」「アフリカタガヤサン」です。

本タガヤサンには表面に黒褐色の面と少し淡い金色を帯びた筋が通ることによる縞模様がみられ、この金色を帯びた黄色い筋は横断面にも見られます。本タガヤサン大刀

アフリカタガヤサンのウェンジなどの類似樹種は、木目こそ似ていますが、無塗装での色合いと柾目面での導管に加え、この黄色の筋が見られません。

本タガヤサンは、タイ・ラオス、紫タガヤサンは、タイ・ビルマ、アフリカタガヤサンは、カメルーン・ガボン・コンゴなどです。

ちなみに、紫タガヤサンとウエンジは同種で、東南アジア産が紫タガヤサンで、アフリカ産がアフリカタガヤサン(ウエンジ)です。本タガヤサン 小刀

現在では、木刀に出来るほどの本タガヤサンと紫タガヤサンの材料は日本にはありません。

今、「鉄刀木」や「タガヤサン」と書かれて巷で販売されているものは、アフリカタガヤサン(ウエンジ)です。(価格には雲泥の差があります) 

本物の本タガヤサンや紫タガヤサンは、「本タガヤサン」「紫タガヤサン」と記載してあります。 

材種に不安や不明な点がある場合は、販売元に必ず確認してください。   

本タガヤサンで木刀を作りたいとずっと思っていたのですが、すでに原産地では輸出禁止措置がとられており、また、国内にもすでに木刀にできるほど長いものはどこを探してもありませんでした。

本タガヤサン大刀

偶然にもやっと巡り合え、出来上がったのがこの木刀です。

(下から2番目の写真は、握り部分をフラッシュ撮影したもの。色の具合がよく見てとれます。

大刀 106.5cm 710g(無着色・ウレタン塗装)

小刀 57cm 295g(無着色・無塗装)

上記にも書きましたが、すでにタガヤサンは国内に入って来ませんし、木刀に出来るような長くて厚みのある材料が取れませんので、この本タガヤサンの木刀は非常に貴重なものになります。本タガヤサンとアフリカタガヤサン木刀

この本タガヤサンの木刀は木目が非常にきれいに出ており、このような割れもキズもない上材質の木刀はもう今後は作れないと思います。

写真右一番下: 上段がアフリカタガヤサン。下段が本タガヤサン。

 木刀が出来そうな本タガヤサンが出てきました。

2本取れそうです。

出来上がりましたら、トピックス欄に記載します。(2016.4)

 


 
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